スタディーBLOG

沈黙の春

先日、兵庫県・尼崎市で中国からの貨物船で運ばれたコンテナ内部から南米原産で
強い毒を持つ「ヒアリ」が発見されました。そしてさらに約100匹が神戸港のコンビナート
で見つかりました。市は殺虫剤を撒くなどの緊急防除を行ったそうです。さて、この昆虫と
殺虫剤に関して思い浮かぶのが、中学3年生の英語でも取り上げられたレーチェル・カーソン
の『沈黙の春』です。この作品は、アメリカが消滅しつつある鳥類に対して無関心であることを
批判し、野生の動物が姿を消せば、そのあと人間もあまり長くはこの地球上にいられそうもない
という驚くべき考え方を初めて呈示したものでした。しかし当時の人たちにとっては受け入れ難く
彼女は有害な動物は駆除すべきだと考える人たちの攻撃の的になっていました。
『沈黙の春』が刊行されてから55年、公害問題を経て波紋は地球レベルの環境問題にまで
広がりました。 また一方で野生動物や毒性のある虫による被害も深刻です。
みんなで解決策を考えなければならない重大な案件だと思います。
スタディー羽津校 門馬

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