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どの塾にしよう?

 新しい年度を迎えて1ヶ月半が経とうしている。
周りの環境にも少しずつ慣れ、
自分のポジションやスタイルも確立できてきたのではないだろうか。
学習面についてはどうだろう。
お子さんはしっかりと新年度にあたって立てた目標に向かって進めているだろうか。
今回は学習塾を経営する者として塾選びについて書こうと思う。
 学習塾とひとくくりにいっても様々な形態がある。
グループ分けをすれば、
黒板(最近はホワイトボードが多い)を使って説明や解説を行う「一斉授業」タイプ。
異なる内容を学習する何名かの生徒を1人または複数人で指導する「個別指導」タイプ。
近年増加傾向にある、コンピューターを使って学習する「個別学習」タイプ。
大別すればこの3つに分けられる。
 また、これらはタイプ別に見ても、さらに細かく分類できる。
例えば、「一斉授業」には通っている学校の授業進度や教科書に合わせて授業をする塾もあれば、学校の進度や内容にとらわれずに授業をしている塾もある。
前者は単一学区からの生徒を中心としてクラスが構成されている場合が多く、
中学生なら学校の定期テストの範囲に合わせた授業進度や学習内容をもとに授業をしている。
一方後者は複数学区から生徒が来ているため他学区の生徒との交流が図れたり、
競争心を育んだりできるメリットがある。
しかし、テスト前などは学校ごとの進度にばらつきがあるため、
個別にテスト対策を講じてくれているかどうかがポイントになるだろう。
 次に「個別指導」のタイプは指導方法や指導人数、教室内のレイアウトによって多岐に分かれる。
指導方法とは学校の内容を学習するのか、または独自のカリキュラムで進めるのかの違いである。小学生を対象にする塾ではプリントでの学習や進級式のテキストを用いた方法が多く見られる。
ただし、高学年に進むにつれ、学校の内容を重視した内容にシフトする傾向にある。
指導人数はマンツーマン指導(私は個人指導と呼んでいる)や
1人対複数人のようなグループ個別指導、または生徒も複数人だが、
指導者も複数人という場合がある。
個別指導のポイントは、講師1人当たりの人数も大切だが、講師の質を最優先に問うべきである。
一概には言えないが、家庭教師同様に大学生のアルバイト講師が多くいるのも確かだからだ。
誤解を招かぬよう付け足すが、学生のアルバイトが悪いわけではない。志を教育に向けている学生もたくさんいるからだ。
 最後にコンピューターを用いた「個別学習」タイプについて。
このタイプは講師から直接指導を受けるのではなく、
画面上に出てくる講師やアニメの解説を視聴して学習するものである。
これも賛否が分かれる指導形態だが、
学習意識の高い子若しくは受験生や高校生のように目的意識のしっかりした場合には
効果的であろう。
利点としては曜日や時間にとらわれず自分の学習したい単元を繰り返し学習できる点が挙げられる。
 他にも家庭教師や通信教育といったものまで含めると、たくさんの選択肢がある。
お子さんの学年や理解度、性格によっても塾選びは異なる。
お子さんにとって最も有効な方法が何かを見出し、
学ぶことの楽しさを感じさせてあげていただきたい。

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