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「わかる」と「できる」こうちがう!

授業を聴いて説明を受ける。すると「わかった!」といいます。
気持ちいいくらいにうなずいて聴いてくれている生徒もいます。
 しかし、テストが終わると「……。」という場面も、残念ながら見ます。
そのとき「わかっているのにミスった」「なあんだ、これか……これならできたはずなのに」
そんな言葉を口にする子が少なからずいます。
 よく「わかるとできるはちがうよ」と言います。
わかっているのにできない、というわけです。
今回は、このことについてもう少し細かく見ていきます。
 自転車の運転を例に挙げてみていきましょう。
すっと乗れてしまった人も、さんざんな目にあいながら、やっと転ばずにまっすぐ走ることができるようになった人もいるでしょう。
このことを思い出しながら、読んでください。
 まず、自転車の運転のしかたを説明します。
「サドルにまたがる。ハンドルをにぎる。ペダルを踏む。前に進んだら、ハンドルで方向を決める。止まりたいときは左右のハンドルのブレーキをにぎる。止まったら足をつく。」
わかりましたか? かんたんですよね。
では、質問です。これを読んでわかれば、それでだれでも自転車の運転ができるでしょうか? 
できませんよね。
「わかる」と「できる」はこれくらいちがうのです。
読んでわかっただけでは何もできないに等しいのです。
勉強も同じです。
 では、もう一つ質問です。
人によってすぐにできるようになる人と時間がかかる人に差があります。
運動神経の違いでしょうか。
でも、しばらくすれば、みんな同じように乗りこなしてしまいます。
なかなか上手にならない人は「自分には才能がないのかな?」と思ったかもしれません。
「もう、自転車なんていやだ。なくたって生きていける」とやぶれかぶれになりかかった人もいるでしょう。
特に、苦労した人に質問します。
今、乗りこなしていますね? 
今でも、才能のちがいをじますか?おそらく感じないでしょう。
これ、勉強ではどうでしょう。
掛け算の九九。
あっという間におぼえられた人もそうでない人もいたと思います。
でも、今ではみんな使いこなしているはずです。
速い遅いはあったでしょうが、今でも才能の差を感じますか? 感じないでしょう。
 今習っていることも同じです。
中学一年生でアルファベットや基本的な英単語を習いました。
覚えるのに速い遅いはありましたが、三年生にもなると、もうその差はほとんどありません。
どの学年、どの教科でも同じようなものです。
何回も使っているうちに時間がたち、慣れてしまうものです。
そうすれば、才能も何もありません。
 さて、自転車にもどります。どうしたら乗りこなせるようにななるのでしょうか? 
そう、練習して慣れるだけですね。
勉強? 
まったく同じです。
ある一定のレベルまでは、反復して学習することでその内容の定着が図れます。
まずは「習うより慣れろ」です。使いこなせるようになって初めて、その先にある応用や発展問題に挑んでいけます。
 「わかった気」になって学校や塾から帰っていませんか? 
家での復習が「わかる」を「できる」に変える最善の方法です。
 自転車みたいにすいすいといきましょう!

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