コンディションを整える
2014年02月01日
■ コンディションを整える
試験本番で実力を発揮するためには、日頃から体のコンディションを整えることも大切です。
今回は「朝食の役割」と「お風呂の入り方」についてご紹介します。
朝食の役割
私たちは普段、夕食を食べて、寝て、翌朝に朝食をとるまで、何時間くらい空いているでしょうか?
多い人では10時間以上、少ない人でも7~8時間空いているのではないでしょうか。
脳は、寝ている間にも絶えず栄養源となるブドウ糖を消費しています。
ですから、起きた時には脳に必要な栄養源がほとんど消費されてしまった状態になります。
ここで、朝食でブドウ糖を中心とする栄養源を補ってあれば、脳は再び活動することができます。
しかし、朝食をとらないまま学校へ出かけてしまうと、体が枯渇状態のまま午前中を過ごさなければならず、
昼食までさらに5時間ほど空いてしまうことになります。
そのような状態では、体も脳も適切には働きません。
「朝は時間もないし、食欲もわかない」という人は、自分の食べやすいメニューで朝食を取りましょう。
和食なら好きなおかずを添えたご飯。
洋食ならパンとサラダ、できれば卵など。
朝はブドウ糖を中心に栄養を補えばOKです。
お風呂の入り方
お風呂に入った後どのように過ごすかによって、お風呂の入り方を変えてみましょう。
<お風呂の後に勉強したい人>
目を覚ますには、交感神経という神経を活性化させる必要があります。
これには、熱いお風呂(42℃以上)に入ることが効果的です。
交感神経が刺激されて新陳代謝が促されるので、心身共に活動的になり、眠気を一掃してくれます。
<お風呂の後にぐっすり眠りたい人>
今度は逆に、副交感神経という神経を働かせる必要があります。
これには、「ぬるめのお湯(37℃前後)に入ること」と「眠る直前には入らないこと」の2つが大切です。
ぬるめのお湯は毛細血管への刺激が少なく、筋肉の疲れをとってくれます。
また、一度上がった体温が下がる過程で眠気が誘発されるので、眠る直前よりは眠る1~2時間前に入るのがよいでしょう。