スケジュール実践法①
2014年05月07日
新年度を迎え、一ヶ月が経とうとしています。思い描いていたような生活を送れていますか。一ヶ月前の自分を振り返ってみると「新学年になったら、○○をしよう。」や「○○を毎日続けよう。」のような目標や計画を持っていたはずです。では、今の自分を見つめてください。その目標や計画は予定通り進んでいますか。
今回は、そんな計画やスケジュールについてお話ししたいと思います。
まず、身近な計画についてみてみると、学校も部活動も必ず曜日や時間帯が決められているので、計画のひとつと言えます。当たりまえになりすぎていますが、立派な計画です。夏休みなどに生活のリズムが崩れてしまったりするのはこの「規則的な習慣」をなくしてしまうからなのです。また、テスト前など緊急のときに、しっかりとまとまった学習ができないのは、計画や習慣がないため、ぱっと行動に移ることができないからなのです。みなさんのほとんどは、学校に行くのも、部活に参加するのも、風呂に入るのも、歯を磨くのもあたり前の習慣になっていますよね。ところが、テスト前の学習はそうなっていない。だから、ある程度の計画が必要なのです。学校も部活も「計画」にしたがって決められた時間に決められたことを行うから、無理なく進められるのです。
では、早速次のテストまでの計画を立てるとしましょう。パソコンや何やら、いろいろと便利なものがありますが、まずは『紙に、自分の手で書く』ことからはじめます。『紙に、自分の手で書く』には、理由は二つあります。第一に、実際に手で書くことで、内容をていねいに考え、しっかり印象づけることができる、という点です。また、「書く」行動が、記憶にとてもいいことは、ご存じのことでしょう。次に、紙に書くことで「全体を見わたすことができる」メリットがあります。コンピュータの画面上では、どうしても部分しか見ることができません。全体を見わたして、イメージをつけ、しかも、途中の経過もわかることが望ましいのです。書き方に決まりはありませんが、やはり、カレンダーのような形式で、一日ごとの予定を書き込んでおくとよいでしょう。もちろん、できたかどうかのチェック欄も必要です。そして、部屋の目立つところに必ず貼りだしてください。
次号予告「計画の実行方法」