スタディーBLOG

コモンセンス

塾のテストで出題した社会の問題です。
「世界では宗教どうしのちがいをめぐる争いがあとをたたない。このような争いが起こる理由は何だと
考えられるか。簡潔に書きなさい。」
この問いに対する模範解答は「1つの地域やとなり合う地域で異なる宗教が信仰されているから。」
なのですが、ある生徒の答案は「自分たちの宗教だけが100%絶対に正しいと信じているから。」でした。
すばらしいと思わず心の中で呟いてしまいました。
宗教にかかわらず、私たちはともすれば自分の基準で物事を判断してしまいがちです。
1776年、トマス・ペインはフィラディルフィアで「コモンセンス」を刊行しました。タイトル通り、
人々の常識・良識に訴えかける平易な文章でアメリカ独立の必要性を国民に広めました。
さて、この常識・良識と呼ばれるものがけっこう厄介だと私は考えます。なぜなら、常識とは世間一般の人が
有しているのが当たり前だと思われていることと定義されていますが、実際にはどのように育ってきたかで、
その捉え方がまったく違うからです。それが人同士の軋轢を生む原因になるのだと思います。
【国語の問題です】次の赤字の意味を答えなさい。(早稲田大)
小庭の菜園で、夕べには泉の水を灌ぎ、朝にはこうしてその畔に蹲踞してしばらく日光浴を楽しむ、
そのありのすさびの対象としては、そうしてまた、小さいとはいえそらはそれなりの季節の推移を
朝ごとに私に詳しく教えてくれる。
スタディー羽津校 門馬

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