教育費
2017年06月25日
アメリカでトランプ氏が大統領に選ばれた背景には教育費の高騰があったといわれています。
経済的な理由で大学進学が困難な学生は奨学金を利用します。すると大学卒業の頃には、
1千万以上の借金を背負うことになります。それでもいい就職先があればまだマシです。
それもない。現状に不満を爆発させた若者たちと職を追われた人々が支持し大統領決定。
これから日本でも同じような事態が起こるであろうと予測して書かれた作品が安田賢治氏の
「教育費破産」です。その中で作者がもっとも主張したかったことだと私が感じた部分を紹介
します。「これからの時代はどうなるかわからない。10年後には、今ある職業の半数がなくなって
しまうととも予測されている。そうなった時に、学ぶことを知っていれば、新しいことを自ら学んで
別の職種に適応する力をつけることも可能だ。人生は一生学んでいくことだから、子どもが学ぶ
ことを嫌いにならないようにすることも大切だが、楽しいと知ることも大切だ。
わからないことがわかる楽しさを早く知ることが重要なのだ。
それを子どもの時に教えることは、これからの生きる力になっていく。」
私も常日ごろこのことを実感しながら、子どもたちに接しています。
受験のテクニックよりも分からないことが分かることの喜びを体験してもらう方がずっと大切だと思います。
スタディー羽津校 門馬