「躾と学力」
2017年07月04日
アメリカの心理学者、ウォールター・ミシュルたち研究チームが3歳から5歳の子どもたちに行った
調査は自分をコントロールする力に注目をしていました。
目の前におやつを置いて食べないように言い、どれだけ我慢できるかを調べ、その子どもたちの追跡調査を
行いました。すると我慢できた子どもたちは、大学進学適性試験で良い成績を残し、肥満度も低かった
という結果が見られました。彼らはおやつを食べずにいる間、別の楽しいことを空想したり、様々な工夫
をしていたそうです。
日本でも、ベネッセ教育総合研究所が2012年から全国の3歳児の調査を始めました。その調査で
分かったことは3歳から4歳の年少期に生活習慣がしっかり身についている子は、その後、学びに
向かう力や言語能力、思考力が高くなる傾向があるということでした。
必ずしもそうであるとは限りませんが、「厳格な育て方」をされた子どもは、躾が甘い環境で育て
られたこどもよりも勉強ができるという徴候があるということには大いにうなずけます。
スタディー羽津校 門馬