土壇場を乗り切るのに必要なのは勇猛ではなく、冷静な計算の上に立った捨て身の精神
2017年01月11日
ときわ校の北川です。今回は長文で失礼します。
センター試験が今週末に迫ってきました。毎年その年の数学の問題を解くことが、私にとっての年中行事となっています。そのときに心がけていることは、
「100点をとることよりも、90点を切らない」ことです。
結果的には(数学2科目のうち)少なくとも一方は100点をとることができてはいますが、あまりそのことに価値を見出そうとは思いません。なぜなら、「100点をとって当たり前」という考え方は、逆に大きな失敗に繋がりやすいからです。「あ、これ計算に時間がかかるな」「計算間違えをしたらしくマークシートの空欄に合わないなあ」と思ったら迷わずその問題を捨てて他の問題に取り掛かかるようにしています。そうすることで大幅な失点を防ぐことができる上に、しばらく経ってから冷静にその問題を見返すと間違いに気づくことができます。
このことは別に私だけのことではなく、全受験生に当てはまることだと私は考えます。特にセンター試験しか数学を使わない生徒はその対策だけしかしていない分、見たことがない問題が出ると頭が真っ白になって本来の実力が発揮できない場合があります。
昨日実施した中学生の模試でも、ある一問にこだわりすぎて後半の問題にほとんど手が付けられなかった生徒がいます。むしろそれを経験したことはかえって良かったと思います。本番でそのミスをしなくなるからです。
スタディーの生徒のみならずこのブログを見てくれている方に少しでもお役に立てたなら幸いです。
今年のセンター本番は積雪の恐れもあるそうです。体の調子に気を付けて本番に臨んでください。
空いている時間に私もウォームアップして本番に臨みます。