公立中学か私立中学か。そのメリットとデメリットを徹底比較。
2019年10月01日
費用がかからない公立中学校に対して私立中学校は充実した施設などが魅力です。
公立中学と私立中学
中学受験をする子供が多くなったこともあり、小学校中学年~高学年になると公立中学に進学するか私立中学に進学するかを悩む人が増えました。公立・私立はともにメリット・デメリットがあるので、家庭の負担や本人との相性などを考えながら選択するようにしましょう。
公立中学のメリット
公立中学のメリットは、まず費用が掛からないことです。授業料も教科書代も中学校は必要ありません。副教材などの費用の徴収や、体操服・制服などの購入は必要ですが、それでも私立に比べるとかなり費用は抑えられます。また、公立中学は学区制なので、通うのは近所の子供たちで、同じ小学校からは基本的に同じ中学に行くので、人間関係は築きやすい傾向があります。多感な年頃だけに、それもメリットになるでしょう。
公立中学のデメリット
公立中学は義務教育で、地域内の子どもは自動的に入学が認められるため、学力や家庭環境には大きな幅があります。多様性という面ではメリットともいえますが、デメリットになる場合もあります。施設は地域によってかなり異なりますが、自治体によっては冷暖房設備がなかったりと、あまり整っていないケースも多いです。
私立中学のメリット
一定以上の学力がある子どもが入学するため、授業のレベルを維持しやすいというメリットがあります。また、家庭環境の面でも教育に力を入れていたり、経済的に余裕のある家庭が多く、比較的似たような家庭の子どもが集まるため、ストレスを感じにくくなるでしょう。施設が充実しているケースが多く、中高一貫校や、さらに大学に付属している場合などは、それ以降の受験が必要ないなど、のびのびと過ごすことができます。
私立中学のデメリット
私立中学のデメリットは、費用が高額であることがあげられます。公立では必要のない授業料の他、設備費が必要だったり、修学旅行代が高かったりと、何かとお金がかかるのは事実です。さらに入学するために小学校の頃から塾に毎日通うなど、それまでの教育費もかかっているケースが多くなります。また、近所の子供とは違う学校に行くので、近くの友達と遊ぶ機会がなくなりますし、中学受験までの勉強に追われるストレスを感じる子供も少なくありません。
まとめ
公立中学・私立中学のどちらに進学しても、メリット・デメリットはあります。どちらを選ぶかは、子供とよく相談しながら決めるのが良いでしょう。