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内申点や合否判定に考慮される?!成績向上にも繋がる漢検とはどんな検定ですか?

漢検とは、漢字能力に関する検定試験で、受験に取り入れる学校も増えています。

漢検とは

漢検とは、公益財団法人日本漢字能力検定協会が実施する検定で、正式には日本漢字能力検定といいます。1975年に始まったときは、15級から5段までの20段階でしたが、現在は10級から1級までで、途中に準1級、準2級を含む12段階となっています。

最初は文部科学省認定資格でしたが、その後は後援となり、現在はそれも取り消されています。しかし、受験者は非常に多く、いくつもの級を受験したり、合格した級を何度も受験する人もいるほどです。

高校受験に漢検?

漢検は、漢字を習う学年に応じて級が設定されており、最も簡単な10級は小学校1年生修了程度、9級は小学校2年生修了程度の漢字が出題されます。小学校6年生修了程度が5級、中学校在学程度が4級、中学校卒業程度が3級ということになりますので、中学生が受験する場合は3級から5級程度を受けるのが一般的です。

受験に漢検の結果を内申書の加点として取り入れる高校も増えていますが、この場合は漢検3級以上を条件とする場合が多く、中学生が受験するにはやや難しい内容であるといえるでしょう。

漢検向けの学習教材もいろいろ販売されているので、それで勉強をして小学生や中学生であっても、1級や2級などより高い級への挑戦をしたり、合格することも可能です。

漢検の受け方

漢検の受験方法には、団体受験と個人受験の2種類があります。

団体受験は学校や企業などの団体が10人以上の志願者で申し込みを行うもので、その学校や企業などでの受験が可能になります。日程は設定された中から選択して行うため、自由に決めることはできません。受験での導入にともない、学校単位で受ける場合も増えています。学校で漢検の受験を受け付けていない場合は、個人受験も可能です。

個人受験の場合は、漢検協会に直接申し込み、指定された日に指定された会場で受験します。試験は年に3回行われており、6月の試験は3月から申し込みが開始されています。申し込みは取り扱い書店などで申し込むか、インターネットでの申し込みになります。

まとめ

高校受験の場合の内申書などに、漢検の結果が加点される場合もあるため、中学生が漢検を受験することも増えてきています。漢字の習熟度を測る試験としても優れているので、興味がある場合は受けてみてはいかがでしょうか。ただし、加点されるのは漢検3級以上などと決められていることも多いので、確認しておきましょう。

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