勉強合宿にて
2011年09月01日
8月9日~10日に湯の山で行った中3の勉強合宿において、生徒たちに語った講話と参加生徒の声を紹介します。
塾長講話
映像授業 塾長講話1
映像授業 塾長講話2
『まず、今年は、三月に起こった「東日本大震災」について触れないわけにはいきません。テレビなどでその惨状は分かっていると思いますが、では、東北地方のみなさんが、現在みなさんが生活している生活レベルまで復興するのにどれくらいの期間を要すると思いますか。1年や2年ではとても無理です。20年から30年は掛かるとも言われています。そのころ、先生たちはもう社会からは引退しています。つまり、今の中学生や高校生である10代の君たちが、この日本を再生していかなければならないのです。
まず皆さんに、やって欲しいことは「依存心」をなくすことです。なんでも人任せにしない。「自発的」に「自立心」を持って行動してほしい。例えば、昨日寝る前に「明日7時に起こして。」と頼んで寝た人はいませんか。「起こして」と頼むのではなく、「明日7時に起きるね。」と言い換えるだけで、「依存」から「自立・自発」に変化します。自分で出来ることは自ら進んでやる。これが大切です。
次に、なぜ「勉強しなくてはいけないか」と皆さん思っていますね。明確にその答えを出すことは難しいですが、先生が考える答えは三つあります。一つ目は皆さんは受験生ですので、「受験のため」です。少しでも自分の思う高校へ入りたい。そういう思いから勉強する。確かに正解です。次に二つ目、将来のために「知識や教養や考え方を養うため」これも正解でしょう。そして3つ目、これは先生が考える勉強をしなくてならない理由の一つです。それは、こういうことです。
「やるべきときに、やるべきことをきちんとする」
つまり、君たちは今、学生で「勉強をする」ということがやるべきことですよね。中学生の時代にきちんと勉強した人は自分の行きたい高校へ進学できます。そして高校でも同じようにやるべきことをきちんとやることが出来れば自分の望む進路へ進むことが出来ます。そして、最終的に将来自分の就きたい職業に就くことができるのです。
社会ではいったい何が評価されるのか。少なくとも今の日本は、学歴偏重であるのは否めませんが、それも一理あるのです。それは、なぜいい高校へ入れたのか、またはいい大学へ入れたのかを考えれば、少なくても「その時にやるべきことを、きちんとしたから」ではないでしょうか。
今自分にとって何をすべきかを良く考えて行動してください。』
参加生徒たちの声
「合宿を通して自分の苦手なところが改めてわかったの で、夏休み中に克服したいです。」
「普段顔を合わさない人や成績のいい人と一緒に勉強が できて、競争心や対抗心が芽生えました。」
「5時間授業や4時間授業を受けるのはすごく辛かった けど、勉強時間の慣れにつながってよかったです。」
「違う学校の友達もできてよかったです。」
「クイズ大会はためになっておもしろかったです。」