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ゴールがわかれば怖くない

いよいよ新年度がスタートした。
春の陽気も手伝ってか何かとウキウキさせられる。
新たな環境に身を置き、心機一転、新しい自分へ生まれ変わるチャンスである。
引っ込み思案だった人は外向的になるチャンス、
怠け癖の付いている人にとっては心を入れ替えるチャンス。
春はいろいろなチャンスの季節である。
勉強についてもそうである。
今までやってきた勉強方法がよかったのか、
今通っている塾や家庭教師は本当にその子に合っているのか。
もう一度見極めてみよう。
勉強方法については一人ひとりオリジナルの勉強法があると思う。
自分なりの勉強法をいち早く見つけた者が学業の世界で成功しているのだ。
しかもその方法が理にかなっているのだろう。
どんな勉強法かは一人ひとりに聞いて回らないとわからないが、
一つおもしろい考え方があるので紹介したい。
「大所高所からものごとを見る」という言葉を聞いたことがあるだろうか?
意味は小さなことにとらわれず、大きくそして高いところから見下ろすように物事を見ると
全体像が見え、よくわかるということだ。
例えば山登りをするとしよう。
事前に山の全体像を見てゴール地点がわかっているのと、
何も見ないでいきなり登り始めるのとでは疲れ具合もずいぶん違ってくる。
「あとどれだけ歩けば頂上だろうか?」と見えないゴール地点を求めて進むのは、
精神的にも非常に負担に感じることだ。
これを勉強法に置き換えたらどうだろうか。
向こう1年間で学習する内容を大まかにざっと目を通しておいたり、
基本事項だけでも少し勉強しておくとかなり違ってくる。
もっと短いスパンで捉えるなら、
1単元先を簡単に予習しておくだけでも相当なアドバンテージを得ることになる。
こんな経験はないだろうか?
自分の子供や後輩に勉強を教えるとき
「こうして解けば簡単なのか。」や「こう考えると解きやすい。」など
素直に答えが導き出せるはずだ。
これは学力が向上しているというより、全体像が見えている、
つまりどの方法を使えば答えが出せるかを知っているから正答できるのだ。
この方法を勉強法に活かせば、成績もグッと上がるはずである。
方法はこうだ。
まず、その単元の最初から最後までを一通り読んでみる。
次に基本説明を参考に例題をやってみる。
これを単元ごとに授業なり講義なりの前日に行う。
そして、その単元の授業が終了し、全体像が把握できたときに再度問題を解いてみる。
するとほとんどの問題が難なく解けてしまうはずである。
ここまで書けばお分かりであろう。
そう、これはズバリ予習・復習のことである。
昔から予習復習は大切だと教えられてきたが、そのメカニズムはこういうことだったのだ。
予習とはゴール地点までを把握するルート図、
復習とは実際にスタートしてからゴールするまでのダイジェスト版。
これらをうまく活用していけば目標を一足早く達成できるのではないだろうか。
「塾人のちょっといい話」/月刊Kujira(4月号)掲載

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