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5月病って?

新年度が始まって1ヶ月が過ぎようとしている。
ようやく新しい生活にも慣れ、少し落ち着いてきたところではないだろうか。
世間では5月病という奇妙な病も流行しているようだが、感染しないよう気をつけたい。
新学年のスタートダッシュが見事に決まった者は勉強に自信が付き、
その影響が他にも波及し、万事良い方向に進んでいることだろう。
しかし、スタートで出遅れたりつまずいたりした者は、
勉強のことだけでなく生活全般にも不安感が広がり、
やる気を喪失したりしてしまっているのではないか。
それがまさに5月病の感染状態なのだ。
自信に満ちているときは強さや勢いが感じられ、
堂々としていて大きく見えたり素敵に見えたりする。
一方自信がないとおどおどと弱々しく背中が丸まり小さく見えてしまう。
そうなってしまうとますます自信がなくなり、全てが面倒臭く嫌になってしまう。
このことに関して1つ興味深いエピソードがある。
あるスポーツ少年団でレギュラーを決めるテストがあった。
メンバーのレベルがほぼ等しく優劣がつけられなかったためテストをして決めることにしたのだ。
そこで選ばれた子供たちは先発メンバーとして試合に出場するようになり、
残りはベンチを温め出番を待つことが多くなった。
普段の練習でもコーチは何も言っていないのに
自然とレギュラー組と補欠組に分かれてアップやグループ練習を行うようになっていった。
するとテストをしなければレギュラーを決められなかったはずのメンバーたちが、
レギュラー組と補欠組ではっきりとレベルの差が生じてきたのだ。
明らかにレギュラー組は堂々としていて、技術の進歩もめざましい。
それとは対照的なのが補欠組である。技術の進歩もほとんど見られなかった。
この原因はいったい何か。
それは劣等感である。
「自分は周りに比べて劣っている。」
そう思った瞬間から人はマイナスに作用していくのである。
劣等感や不安感といったマイナスのイメージ、
これが成長や進歩を阻害する最大の要因なのである。
子供たちにはこのような負のイメージを抱かないように導いてやる必要がある。
何かにつまずきそうなときや頭を打ちそうなときには、それを回避してやること、
そして、最も大切なことは、自信を抱かせてやることだ。
どんな小さなことでもいい。
その小さな自信を核にしてどんどん自信の玉を大きくしていけばいいのだ。
勉強に関していえば、何か1教科それも1単元でいいので
確実にマスターし、テストで高得点をとる。
例えば今まで「算数は嫌い。」と言っていた子がテストで100点を取ったとする。
するととたんにその子は「算数って簡単。
算数が好きになってきた」と言うはずである。
これが自信の第1歩である。
あとはその玉を大きくしていく。
そして他教科も同様にしてその玉の数を増やしていく。
すると堂々と自信に満ちた素敵な人間に成長していくはずだ。
そうなれば5月病なんて無縁のものとなるだろう。
「塾人のちょっといい話」/月刊Kujira(5月号)掲載

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