学生だけではなく、社会人にも必要なスキルとして注目の、文章検定とは?
2020年04月01日
文章の読解力や作成能力を判定する検定試験で、1級から7級まであります。
文章検定とは
文章検定とは、その名の通り、文章力を判定する検定です。文章を読み、その内容を理解することや、さらにそれを要約した文章にまとめること、自分の考えなどを的確に文章で相手に伝えることは、円滑なコミュニケーションには必要不可欠な力です。
文章検定は、そうした能力を検定し、さらに高めることを目的としています。実施しているのは、漢検を行っている日本漢字能力検定協会で、小学校高学年レベルの語彙力・構成把握力・表現力・作成力を求める7級から、専門職レベルの構成力・作成力・遂行力を問う1級まで、準1級・準2級をはさんで9つの級で試験が行われます。社会人としては、高卒者レベルとされる準2級や大卒者レベルとされる2級の取得を目指したいところです。
文章検定の受け方
文章検定の場合は、団体受験での受験が中心になります。企業や学校毎に、10人以上の申し込みで団体受験が可能です。日程は、指定されますが、年3回実施されるので、タイミングの良い時に受験することができます。3月からの申し込みの場合は、6月に受験です。
個人受験の場合はインターネットで申し込むか、コンビニの店頭端末機からの申し込みになります。個人受験は例年11月~1月に申し込みをして、2月に受験という年に1回のみのスケジュールになりますので、注意しましょう。
検定料は級によって異なりますが、2,000円~4,000円です。
文章検定対策の勉強法
文章検定では、読解力や文章作成能力の他、語彙力や文法も問われます。
勉強法としては、普段から文章を読む習慣をつけて、それを要約するトレーニングをしたり、ニュースなどを見た時に、自分ならどう意見を述べるかということを頭の中でシミュレーションしてみるのもよいでしょう。対策問題集も発売されているので、受験前にはそういった問題集を解いてみるのも良い方法です。
文章力は、学生だけでなく社会人にとっても大切な能力なので、日常的に勉強して身につけておいてはいかがでしょうか。
まとめ
文章検定は、文章を読んだり書いたりする能力を計る検定試験です。本離れが進んでいる現在、文章力の乏しい人が多くなっていると言われており、文章力を計る検定が注目されつつあります。
社会人にとっても、必要な文章力は鍛えておいて損はありませんから、勉強して文章検定を受けてみるのはよいでしょう。団体受験だけでなく、個人での受験も可能です。