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なぜ、勉強ってするの?

今年の夏はとにかく暑かった。
7月中は毎日のように最高気温が更新され、連日の酷暑日。
大人も大変だったが、子供たちもこの暑さにはこたえただろう。
部活で炎天下の運動場を走り回っている子供たちや熱したフライパンのようなアスファルトの上を自転車で走っている子供たち。
記憶のどこかには残っているのだが、エアコンの効いた車での移動に慣れてしまっている私たち大人にとっては当時を思い出すのも一苦労だ。
 そんな暑さの中、自転車で汗びっしょりになりながら塾に来た生徒の一人がポツリと言った。
 「なんでこんな思いまでして勉強せなあかんの?」
 実に素直で的を射た素朴な疑問・・・
 そして、大人たちを最も困らせる質問である。
 みなさんは子供に「なぜ勉強しなくちゃいけないの?」という質問に何と答えるだろうか?
 「いい高校に入って、いい大学に入るためよ。」
 「いい会社に就職するためよ。」
もっと抽象的に
 「将来楽に暮らせるためよ。」や「大きくなって苦労しなくて済むように今のうちに勉強するのよ。」
すべて正解であろう。
しかし、子供たちは納得しているのだろうか?
私も子供の頃同じ質問を大人にぶつけたと思うが、答えはおそらく先に書いたようなものだったと思う。
子供なりにその答えを理不尽に思いながら消化不良のまま飲み込んできたのだろう。 
 大人になった今も、実はこの質問の真の答えが見あたらない。
質問してくる子供の年齢によっても答えは違ってくるのだが、答えたあとで、「今の答えは大人の『へりくつ』?」と思うこともある。
私が生徒に言うのは「将来、理科や数学は将来必要ないかもしれない。
けど、君たちの年齢は勉強をしなくてはいけない時期だ。
するべき時にするべき事ができる人、するべき事をするべき時までにできる人は将来どのような道に進んでもきっと成功する。
ものの本や偉い先生方の著書にははっきりとした解答が載っているのだが、
果たして子供たちが求める答えになっているのかは疑問である。
要するにこの答えは「十人十色、千差万別」であり、
また、逆に考えて「答えがない」方がいいのかもしれない。

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