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2021年1月よりスタートする大学入学共通テスト。今の大学入試センター試験との違いとは?

センター試験とは、問題の内容やシステムが変わります。

 

大学入試センター試験から大学入学共通テストへ

これまで行われていた大学入試センター試験に代わって、2021年からは大学入試共通テストが行われます。とはいえ、試験科目や日程は同じで、1月中旬に国・数・英・社・理の5教科を受験することには変わりありません。いったい大学入学共通テストになることで何が変わるのでしょうか。

 

記述式の導入

センター試験では、すべての試験がマーク式のみでしたが、大学入学共通テストでは、国語と数学でマーク式に加えて記述式の問題も出題されます。国語の記述式は、現代文のみで、試行調査からマーク式問題の前の大問で出題されると予想されます。また、数学ではマーク式と記述式が混在する形で、数式などを記述するようになります。それに伴い、国語が80分から100分、数学が60分から70分に試験時間が延長されます。

 

問題の内容

マーク式のみのセンター試験では、どうしても知識や技能を問うものになりがちでしたが、共通テストではそれに加えて、思考力や判断力などを重視する試験に内容が変更されます。資料などから必要な情報を読み取って課題を解決するなど、知識だけでは解けない問題も導入されるようになり、高校の教科書の範囲のみ出題されていたセンター試験に対して、教科書にはない資料などを使う問題が出題されることもあるということです。

 

英語のリスニング強化

センター試験では、筆記試験200点に対してリスニング50点と、ほぼ筆記に偏った配点でしたが、共通テストではリーディングとリスニングがともに100点と、リスニングを大幅に重視した配点に変更されます。また、リーディングでは長文読解が中心となり、発音やアクセント、語句整序などの単問は出題されません。リスニングの配点が増えることや、二次試験で民間試験の結果が反映されることを考慮すると、早めのリスニング対策が必要になってくるでしょう。

 

まとめ

2021年から導入される大学入試共通テストでは、マーク式に加えて記述式の問題が出題されたり、英語のリスニングの配点が大きく増えたりと、いくつかの変更が行われます。とはいえ、基本的には勉強する範囲は同じですから、受験勉強としてはやることは変わりません。より思考力や判断力を問う問題も増えるので、普段から問題の内容をよく理解して、過程を理解しながら問題を解く習慣をつけておきましょう。

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